ホロニカル関係(8):自己と世界のホロニカル関係の深化

ホロニカル心理学では、自己と世界は不一致・一致を繰り返しながら、自己は適切な場さえ得れば、適切な自己を自己組織化することができると考えています。

より適切な自己の自己組織化とは、自己(部分)と世界(全体)の関係が、ホロニカル関係を深化させることです。自己(部分)は世界(全体)に包摂されつつも、自己(部分)に世界(全体)を包摂しようとします。そして世界(全体)も自己(部分)を包摂しつつも、世界(全体)は自己(部分)に包摂されていくと考えられるのです。

自己と世界のホロニカル関係の深化は、自己と世界の不一致・一致の行ったり・来たりの繰り返しにあって、自己が適切な場を得て、自己と世界の一致体験(ホロニカル体験)を得られれば、ホロニカル体験を自己照合の手がかりとして自発自展的に可能となります。

この時、適切な場とは、自己と世界の関係自体を、極限のミクロの点から、極限のマクロの球にいたるまで、安全かつ安心して自由無礙に俯瞰することのできる場と考えられます。

自己と世界の出あいによって生じてくる観察主体と観察対象の不一致・一致から生じる多層多次元にわたる出来事を、自己と世界ができるだけ一致する方向を目指して自由無礙に俯瞰できれば、自ずと自己と世界のホロニカル関係を深化できると考えているのです。