真の自己(3):無限の場所としての真の自己

真の自己は、自己と世界の不一致・一致を繰り返す直接体験の自己の底に観想的に見いだされることはありません。

むしろ、自己の底に観想的に見いだそうとする我(現実主体)の働きが無となって、直接体験を直に直観したとき、突如として自己の向こうからやってくる体感として真の自己が発見されます。

生き死の運命を背負った有限の自己の底に、無限の場所があることに目覚め、そこに真の自己と出あうことができます。

真の自己との出あいは、こちから自己の底に発見するというのでなく、我が無心になった瞬間、ふと真の自己の方からやってくる感じです。この体験は、もともとあったものに目覚めるという体感となります。