苦悩を抱えたまま生き抜いているうちに、暗闇の中で、すでに光は知らずのうちに近づいているのではないかと、ホロニカル心理学では考えています。
まさに知らずのうちに近づく光は、個の内面で静かに進行している自己組織化のプロセスに他なりません。ホロニカル心理学においては、苦悩や混乱もまた、変容の前段階として不可欠な「揺らぎ」であり、それがなければ新たな秩序は生まれないと考えています。つまり、私たちが抱える痛みや違和感も、やがて統合され、自らの深層にある「意味の核」へと繋がる伏線となるのです。
光とは、外から与えられるものではなく、むしろ内なる相互作用と関係性の中から浮かび上がってくるもの。だからこそ、ホロニカル心理学は、現在の苦悩を否定せず包摂し、それを通じて自己と世界とのつながりを再構築するための契機と捉えます。