ほどほど

他人と比べて、そんなに幸せでもないけど、そんなに不幸でもない。「まあまあ、こんなもんか」と感じている人が沢山いるコミュニティの方が、生き心地がよいかも知れません。

それは、極端な価値判断や成果主義から一歩引いたところにある、「ほどよさ」が共有されているからです。ホロニカル心理学の観点から言えば、この「まあまあ」の感覚は、自己と他者のあいだに無理なく共鳴が生じる“縁起的共振空間”の現れでもあります。

人は“極”を求めすぎるあまり、しばしば自己の内なるリズムや他者との呼吸を見失います。しかし、「まあこんなもんか」と言える空間には、自己評価や競争から解放された“在ることそのものへの信頼”が静かに息づいていいます。そこでは、部分(個人)が全体(コミュニティ)と調和しながらも、自らのペースで存在できる余白があり、それこそが“こころ”のホロニカルな安定を可能にします。