安全・安心のワークとは、もっとも安全で安心できるイメージが何かをはっきりさせるワークです。
安全・安心を感じるイメージは、実は人によってまったく異なります。開けた南の国の穏やかな青い海の場合があれば、森林の中の小川の場合もあるでしょう。しかし、常に安全感や安心感を脅かされ続けた人などは、じっとしているイメージは、安堵したらいつ嫌な目にあうかわからないという恐怖感や不安感がすぐに布置するため、じっとしているイメージではなく、自分が自分の意志で好きな場所に向かって自由に走り続けているイメージの方がよい場合すらあるのです。
こうした個人差の尊重が、安全・安心のワークではとても大切になります。
安全・安心のイメージが明確化したなら、徹底的な増幅・拡充を図り、そのイメージを、“こころ”の写真にして、“こころ”の中のアルバムにしまって、いつでも出し入れ自由になるよう徹底しておくと、何かあったときに、とても支えになります。