“こころ”の問題に関わる支援者は、専門知識や技術を勉強すれば勉強するほど、むしろ苦しくなる時期がやがてやってきます。
確かに専門用語を覚えれば、問題を分析する能力は高まります。また、エビデンスや実績のある理論や技法を身につければ、問題解決の能力も高まります。
しかし、支援の現場は、いつも学習通りにはなりません。自分が得た知識や技術が、現実と乖離することが多いのです。そのため、支援者は、自分が役に立っていないのではないか、と苦しむようになります。
しかし、いくら“こころ”のことを学んでも、こころのことは、本当にわからないものです。だからこそ、被支援者の苦悩に寄り添い、共に苦しみ、共に悲しみ、共に笑い、共に喜ぶことができる支援者こそ、真の支援者なのです。