多層多次元な場

にとってとは、一切合切の現象が立ち顕れてくるところです。一切合切の現象は自己を離れてはありません。したがって一切合切には自己も含まれますから、自己と世界が立ち顕れくるところが場といえます。

ホロニカル心理学では、自己を含み森羅万象の生成生滅を司る場とは、「絶対無(空)」しかないと考えています。そしてホロニカル心理学が定義する“こころ”は、「絶対無(空)」から立ち顕れてくる現象と考えています。

絶対無(空)から立ち顕れた自己が、観察主体と観察対象の間多層多次元にわたる内的世界と外的世界を形成するように、絶対無(空)から立ち顕れたさまざまな場所は、それぞれその場所に応じて多層多次元にわたる内的世界と外的世界を形成しています。

例えば、家庭という場所は、家族構成とか家屋とか可視化可能な外的世界を形成しています。また、ある家庭はある家族特有の家庭文化や家族の絆という目に見えない内的世界を形成しています。学校は・・・ある市町村は・・・ある地域は・・・と、場は多層多次元な内的世界と外的世界からなる場所を形成しています。しかもそれぞれの場所がホロニカル関係を形成しようとしているとホロニカル心理学では考えています。