自己とは(16):真の自己に向かって

自己は、個性的存在になるとともに、自己超越的存在として、より全存在的存在なっていくという、相反する二つのプロセスを両立させるという難しい課題を背負っています。

かけがえなき存在としての個性化を希求しながら、一方では、普遍的世界と一体化したいという相矛盾する傾向をもっています。

自己とは、個性化への希求と普遍的な真の自己への希求という相反する希求を、西田幾多郎のいう絶対矛盾的自己同一に抱え込みんでいるのです。

ホロニカル心理学では、こうし相矛盾する傾向を、個性化(個性的存在)と真の自己(全体的存在)との間にホロニカル関係を形成しながら、適切な自己と世界を自己組織化させていくことができると考えています。