トラウマの扱い方(26):安全と安心への道筋

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パワーによる支配、暴力、威嚇、否定などによって傷つけられてきた人に対する支援では、「今・ここ」が、安全で、安心できる場であることを保障することが必要です。しかもそtれは、被支援者自身が、「今・ここ」では、もはや身構えたり、無力になったり、固まったり、自分の意思に反して抵抗する必要がないということを身をもって実際に体験できるものであることが必要です。被支援者が、「過去と現在の差異」を身体感覚を通じて実感できることです。

しかし、当事者は、安全で安心できるはずの支援者の前でも、他者や世界に対して身体が身構えてしまいます。「警戒すべき世界」というアラームが常に鳴り続けるという神経生理学的反応が支援者に対しても反射的に反復されてしまうのです。その結果、安全で安心しても良いと思われる支援者の前でも、身体はなかなか安全を感じて緩むことがなく、表情も硬く、感情が失われてしまいます。

支援者は、この反射的な神経生理学的反応を理解し、根気よく対人交流を通じて、被支援者が安全と安心を実感・自覚できるようになるまで働き続ける必要があります。具体的には、支援者は、当事者自身が微妙な身体反応の変化に応じて、より安全で安心できる方向に向かって、被支援者自身のペースで自己決定できるように支援することが大切です。

このような支援内容を被支援者が自己決定できる体験自体が、被支援者が、自分の身体感覚を自分のものにしていける感覚を獲得することにつながります。麻痺したり、凍結することなく、身体が変化していくプロセスを自分のものにしていけることが重要です。

ホロニカル心理学の視点から見れば、これは、直接体験内我が身体的自己上に起きた出来事として直覚でき、内我と外我が対話軸を樹立していくことです。これが、被支援者自身が問題解決の主体感を醸成していく基盤となります。