自己組織化(2):自己の自己組織化

ある箱庭

自己自己組織化は、固有の永遠不変の本質としての存在が、自己自身の力で自己組織化するのではなく、自己と非自己との相互相依的関係性の中で、自己自身が生成されながら自己組織化すると考えられます。

また、自己は原初の段階から、自己同一性を保持しようとする力が働くだけではなく、自己同一性を超越し、自己超個的なものに向かう働きを含んでいると考えられます。この働きが内発的に作動することによって、自己は非自己の世界を自己内に包摂しようとしながら、新たな自己を自己組織化すると考えられます。自己の自己組織化は、自己超越的なものとの一致を求めながら個性化していくことといえます。

このような作用が自己に働くことによって、自己は自己と世界の不一致・一致の繰り返しの中で、自己と世界の一致を求めて自己を自己組織化していきます。この時、自己と世界の一致は、前個的段階への回帰ではなく、自己と世界を多層多次元化しながら超個的な全一性に向かうと考えられるのです。