
意志というと我(現実主体)に意志があると考えられることが多いといえます。しかし、我(現実主体)の意志だけでは、考えだされた意志に過ぎません。
本来の意志は、自己と世界の不一致・一致の無限の出あいの直接体験からいかなるものを、我(現実主体)が選択し、次の行為をいかに決定するかというところに働くものと考えられます。
直接体験と我(現実主体)の不一致・一致のせめぎ合いが、意志が働くところと考えられるのです。
自己と世界の不一致・一致の直接体験を直覚する内我と、ホロニカル主体(理)を内在化する外我とのせめぎ合いのうちに、何をどのように決定するかが意志と考えられます。
直接体験との自己照合なき意志決定など、観念的なものに過ぎないといえるのです。
意志決定は、直接体験との自己照合に基づかなくてはならないと考えられるのです。