社会に傷つき、社会に必要されていないと感じ、社会を恐れ、社会から引きこもる人たちは、世間一般の人が考えるように、そう簡単には自ら助けを求めることができません。
それだけに、せめて家庭や限られたコミュニティ内だけでも、何も義務も責任も持たされることなく、その場に身構えることもなく、ただ生きていることへの安全感・安心感を実感できるようになることが、もっとも大切となります。それは、誰かと共に生きている場を共有しあっている関係といえます。
遊びでも、食事でも、料理でも、散歩でも、片付けでも、運動でも、おやつでもいいのです。何かを共にしながら生きあっている新たな場を創りだすことが大切なのです。
もっとわかりやすくいうならば、みんながいる中で、安全感や安心感さえ抱けるならば、どこかの社会に所属することに関係なく、ひきこもりながら生きる場が、まずは保障されることが大切になります。
共に生きられるような新たな場づくりが問われていると、内的世界も外的世界も共に扱う心理社会的統合的アプローチであるホロニカル・アプローチの立場からは考えます。