統合の論理

ある場所におけるある瞬間・瞬間の非連続の出来事から重々無尽の世界が立ち顕れてくる。その現象は、場所的自己にとっては、観察主体と観察対象が一致する主客合一においては、瞬間が、永遠の今となると、すべてが、事事無礙となって、あるがままとなる。

しかし主客合一の関係が破れた途端、観察主体と観察対象の組み合わせの違いに伴いい不一致感とともに、時間感覚が生まれ、多層多次元にわたる重々無尽の世界が眼前に立ち顕れてくる。

この時、と場所が不一致・一致を繰り返しながら、場所と場所的自己が縁起的包摂関係(ホロニカル関係)を形成するときは、自発自展的な自己組織化が自己および世界にもたらされる。