論理の根拠

私たちは、現実を現実の外から見ているわけではありません。私たちは、世界を世界の外から見ているわけではありません。

私たちは現実の中におり、世界の内に生きています。現実や世界を観察対象として見ているだけでなく、現実や世界に直接触れているのです。

認識するという行為も、「こうした自己と世界が直接触れているところから出発することが大切です。自己と世界が触れている直接体験との自己照合なき、抽象的な思考によって得られた認識だけによらない方がいいと思います。

抽象的知識や論理も直接体験を根拠として導きだされる必要があるといえます。