感じたところを語る

自己は、自己と世界の出あいの絶え間のない不一致・一致に伴う自己自身の直接体験を、自己自身(内我)が直覚し、直覚した内容を自己自身(外我)が認識し判断するという形で、自己は自己と世界自身に感じるところを物語り続ける存在といえます。

自己は、自己自身の直接体験を自己言及的に自己表現し続ける存在といえるのです。

しかし自己と世界の出あいの直接体験を直覚することができても、語り尽くすことはできません。非言語的な直接体験を言語化し尽くすことは、はじめから不可能といえるのです。

自己と世界の出あいの一瞬・一瞬の実在する世界は、実感できても言詮不及の世界でもあるのです。

だからこそ、考えたところを語るのではなく、感じるところをできるだけ忠実に語り続けることが大切になると思われるのです。