科学的な態度とは

科学的な態度とは、観察対象から観察主体を切り離し、自己を含む世界を外から観察することではなく、観察主体であるを無として、観察対象との不一致・一致の矛盾のうちに万物の摂理を、西田幾多郎の後期の重要概念である「行為的直観」として実感・自覚していく態度と考えます。

西田は、抽象的な認識主体としての人間だけでなく、歴史的社会的存在として生きる具体的な存在としての人間に注目しました。「行為的直観」とは、人間が世界との関係を実践的に築き、歴史的な流れの中で自己を超えたものとつながるという意味と理解できます。

ホロニカル心理学も自己は「実感・自覚」を通して自己を超えたものとつながっていくと考えています。