ホロニカル的存在(2):創造的な存在

部分が、時々刻々変化する全宇宙を自らに映し、全体としての振る舞いを瞬間・瞬間に決定していくような存在を、ホロニカル心理学ではホロニカル的存在と概念化しています。

極限のマクロ的存在が全宇宙です。全宇宙も、ホロニカル的存在としてのあらゆる他のホロニカル的存在を包摂し、瞬間・瞬間新たな全宇宙としての振る舞いを決定していると考えられるのです。そしてミクロからマクロに至るそれぞれのホロニカル的存在は、それぞれの位相において多層多次元にわたる網の目状に複雑に絡み合ったホロニカル的関係を創発していると考えられるのです。

あらゆる出来事や万物が、創造的なホロニカル的存在であり、ホロニカル的関係を時々刻々に創り出していると考えられるのです。