支援者の倫理

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支援者はあらゆる価値からの中立性を保つことが倫理として求められます。しかしながら価値の多様化・多元化社会においては、支援者が被支援者と異なる価値観や信念・信条を持っていることが多く、すべての価値に対して中立性を保つことは困難な作業となります。

こうした現実を直視するとき、ホロニカル・アプローチでは、被支援者の価値観、信念・信条などのホロニカル主体(理)をまずは尊重します。尊重するとは、被支援者が取り込んでいるホロニカル主体(理)を判断したり評価することなく、まずは被支援者のホロニカル主体(理)を支援者の自己内に取り込みます。すると支援者には当然のこととして異なるホロニカル主体(理)同士の対立・矛盾が起きてきます。

このとき支援者は、支援者自らが内在化している価値観と被支援者の価値観の差異を実感・自覚しながらも、支援者と被支援との共創的対話の中で起きてくる直接体験レベルでの不一致感が少しでも和らぎ一致する方向に向かって支援を進めていきます。すると、支援者と被支援者の対話の場の中から新しい価値観が創発されてきます。こうした創発現象を可能とするような場づくりが支援者に求められる倫理といえます。