実在する世界は、過去を包摂し未来が開かれてくる「今・この瞬間」です。「今・この瞬間」を離れてた過去や未来という表象は考え出されたものであって、真に実在する世界ではありません。厳密には、過去とは、過去の記憶を「今・この瞬間」に想起する出来事といえます。未来もまた「今・この瞬間」において未来への表象が生まれ出てくるのです。
世界が、現在を過去のものとし、未来に向かう創造的なものである限り、創造的世界から一瞬・一瞬生成消滅を繰り返しながら創造される自己や万物も、厳密には、「今・この瞬間・瞬間」において生成消滅を繰り返している考えられます。
すべてが時間と空間からなる出来事として挙体性起する「今・この瞬間」とは、「永遠の今」と呼ばれています。
多層多次元にわたって重々無尽に識別される出来事は、「今・この一瞬」における全一的出来事でもあります。実在する世界は、過去を包摂し未来が開かれてくる「今・この瞬間」です。それが「永遠の今」といえます。