飼い慣らされる身体

現代社会に生きる自己は、技術革新によって作り出された、画一的均質的な物理的な生活環境に取り囲まれています。その結果、身体は、ますます自然と触れあう機会を失い、秩序化された管理・統制された物理的世界に飼い慣らされていきます。

こうして我(現実主体)は、身体的自己を統制・管理することを加速させる一方で、予測不可能な出来事に対する臨機応変な出来事に対する対応力を失っていきます。