“こころ”とは(13):多層多次元な顕れと全一性

北海道の12月

ホロニカル心理学では、“こころ”を個人内において働くものにとどまらず、個人を超えて世界の根源から働いているものと捉えています。世界の根源から働くとは、根源的全一性として働くと共に、多層多次元な現象世界を創り出しす働きと考えています。

こうした“こころ”の特徴がある故、“こころ”の苦悩に対する対応もこれが唯一といったアプローチはなく、多層多次元な顕れに対して、様々な対応が考えられます。また苦悩から少しでも解放されるアプローチは智慧を生み出し、かつ私たちはそれを学び修得していくことも可能と考えられます。

そしていかなるアプローチであっても、私たちは苦悩に遭遇する度に、何故、存在するのか、その存在と意味に疑問を抱き、さまざまな苦悩の意味を根源まで遡って探究せざるを得ないといえます。