脳と“こころ”(7):自己を超えた“こころ”の働き

脳は、脳科学が明らかにしてきたように物質現象として存在するだけではなく、脳の内外からの刺激によって機能するものと考えられます。この脳自身によって創り出される意識活動を“こころ”とする考え方があります。しかしそうした“こころ”の捉え方は、“こころ”の働きを自己内の意識に限定した捉え方といえます。

ホロニカル心理学が考える“こころ”は、身体的自己の内・外から動かされるものを含んだもっと大きな作用に“こころ”の働きを見ます。

しかも、“こころ”とは、“こころ”そのものをどのように捉えるかによってすら、”こころ”の働きそのものに影響すると考えられます。