私たちはある現象を目の前にしたときに、それを究極的には意識現象と捉えるか、物理現象と捉えるかは、ホロニカル心理学的には、観察する者の観察主体の意識が内在化している識別基準(ホロニカル主体:理)によります。
観察主体が、ある現象に何を見ようとしているかの差異が観察結果に影響することを何人も排除できないのです。
この事実に基づけば、ある現象は、意識現象であり物理現象ではなく、物理現象であり意識現象ではなく、意識現象でもあり物理現象でもあり、意識現象でもなく物理現象でもないというテトラレンマの論理になっていきます。