自己とは、自己と世界の出あいの不一致・一致の直接体験そのもののことです。自己にとって自己と世界の一致は我の意識が無となった直接体験が自己と世界が無境界となったホロニカル体験になります。ホロニカル体験は事後的に我によって認識されます。
自己が自己として存在しようとする限り、自己と世界の対立・不一致の苦悩は避けられません。ただ自己と世界は円融無碍の関係にあることに自己意識が真の自己に向かって覚醒していくことが、自己意識の発達によります。
直接体験があるところに自己と世界があるのです。直接体験があるところに自己と世界が、自己組織化されるのです。
自己の死は、絶対無(空)になることと思われます。