宗教と科学

科学は、情念を研究対象から排除しがちです。

こうした科学の問題があるがために、その隙間を埋めるようにして、怪しげな似科学や似非宗教的活動がはびこるといえます。

科学は宗教を科学の言語によってぎりぎりまで語る努力を怠らず、逆に、宗教は科学形成のプロセスを宗教の言語によってぎりぎりまで語る努力が大切と考えられます。

ホロニカル心理学では、一過性の情念のような特殊な現象の中に、一般的なる理が見い出され、一般的なる理の中に、情念のような特殊なるものが見出されると考えています。ホロニカル心理学では、科学と宗教は不可分の関係にあると考えているわけです。