「IT(それ)」(30):遍在・内在

IT(それ)」の働きは、そこら中に偏在するとともに重々無尽に分節された部分に内在されています。

「IT(それ)」の働きによってミクロからマクロにわたって多層多次元に分節されながら、それぞれの部分は独自に振る舞いつつ、相即相入的にお互いを映しあいせめぎ合いながら自発自展的に統合されます。すべてが縁起包摂関係(ホロニカル関係)にあり、ミクロからマクロに至るまで、何一つとってもそれだけで独立自存的に存在するものなどないといえます。

ミクロからマクロにわたりさまざまに区分される事象や事物のすべては、お互いに相即相入的な関係を無限に繰り返しながら自発自展しているのです。