
自己組織化する部分と全体は、自己相似的なルールを共有することで、秩序ある部分が全体を包摂し、全体が部分を包摂するという縁起的包摂関係(ホロニカル関係)を形成しています。
例えば、受精卵が遺伝コードに従い、各細胞が自身の位置に応じて他の多くの細胞とホロニカルな情報交換を行いながら、瞬間ごとに多様化と統合化を繰り返し、状況に応じて足、手、心臓などへと分化していく現象が挙げられます。
一方、将棋のルールが固定されているにもかかわらず、状況に応じて柔軟な展開があり、勝敗が予測できないように、ホロニカル関係においても、未来は、一瞬・一瞬、刻一刻と変化する状況に応じて変動し、確率的にしか予測できません。そして、まさにそこに自由意志の源泉を見出すことができます。