水の変化のようなホロニカル・アプローチ

写真:柴田政哉

水は変化します。川となるものがあり、海に注ぐものもあります。蒸気となるものもあります。雲ともなります。沸騰することもあれば、氷にもなります。同じ水でありながら、その状態像がいろいろと変化するのです。それでいて、すべてが「水」なのです。ただその状況に応じて、その時にもっともふさわしい形態をとるといえるのです。

また水は、その地形に応じて様々な成分の差があります。それぞれ同じ様な状態にあっても、その地域性や文化によっても微妙な味の差があるのです。しかし、それらの違いがあったとしても全ての水は形態や地域性の違いを越えてすべて同じものといえます。

ホロニカル・アプローチも水のように変化します。情熱的なセラピーもあれば、冷静なセラピーもあれば、包こむようようなセラピーもあります。下降するセラピーもあれば、上昇するセラピーもあります。しかしそれぞれは、その状況に応じて水がいろいろな形態をとるようにセラピーもそれぞれの状況に応じてもっともふさわしい形があるといえるのです。

ホロニカル・アプローチは、水のような変化をセラピストがごく自然に行えるレベルを目指しているセラピーといえます。