差異の明確化
長く悪循環パターンが続いていた状態から、やっと何らかの微妙な変化を感じ出した時、何が前との違いをもたらしているのか、改めて整理することが望まれます。
スケール化法を使うのも効果的です。
こうした作業を、ホロニカル・アプローチでは、「差異の明確化の作業」と概念化しています。
たとえ小さな微妙な変化でも、過去と今現在との差異の明確化の作業を丁寧に行っておくと、その後の変化をより確実にします。なんとなく変化したという曖昧な状態よりも、差異の明確化の作業を図った方が、差異の実感と自覚が深まり、その後の変容への自信にもつながっていくからです。