ただ観察とマインドフルネス

1960年代アメリカ合衆国の西海岸で流行したスピリチュアリティ系の運動や宗教思想でさかんに言われ、最近では認知行動療法の世界で積極的に提唱されている「マインドフルネス」について、ホロニカル・アポローチでは次のように考えます。

マインドフルネスとは、ある違和感をもった直接体験に対して、ホロニカル・アプローチでいう「ただ観察」をすることと、ほぼ同義的です。

「ただ観察」では、先入観や予断をもって観察対象を観察しません。観察対象が自己自身であろうと世界であろうと、あるがままにすべを現象のままに直覚することといえます。