「散歩」と「歩く」

ここのところ、夜、歩いています。前も一時歩いていました。その頃は「散歩する」といって、歩いていましたが、最近は、「歩く」といってるみたいです。

昨日歩いてて気づいたのですが、「歩くとき」はひたすら前をみていて、頭の中は「歩くこと」で占められているようで、「考え事」はしていないなと思いますし、足が痛いとか、手が重いとかいった自分の体の感覚は感じているようです。

試しに「今は散歩」と意識をきりかえてみたら、途端にスピードは遅くなり、視野が広がり、道の端にある塀とか生け垣が目に入ってくるし、風に揺られる木の葉の音が耳に入ってきました。楽しくはなっていくのですが、ますますスピードは遅くなってしまいました。こうなると、 運動量は減少し、消費カロリーも少なく、体の健康面への効果は少なくなっていくのだろうなと思います。

「歩く」と「散歩」は「似て非なるもの」。どちらも必要なもので、時々で使い分けていけばいいんだと思います。

(定森露子)