論理

具体的で複雑なものを理解していこうとするときに、分別可能なものを抽象化し一般法則化して理解していくということが行われます。外我が内在化しているホロニカル主体(理)にあたる思考の形式及び法則のことです。

実験科学などは、まさに一般化可能な普遍的法則を発見し、誰でも再現可能な科学技術を人類にもたらしています。この時、思考に影響する文化や言語の影響を徹底的に排除し、記号化しながら論理を記述していく数学になります。

こうして生み出された数学は、具体的な直観的経験だけでは理解不可能な量子力学的世界の記述を可能とします。

しかしながら数学も人間の意識が深く関わる以上、“こころ”と数学の関係や、意識と数学の関係が、どういう関係にあるのか、その論理をいかに体系化していくかが心理学も問われているといえます。