二元論的パラダイムからの転換の必要性

黄金陰陽

心と物質、心と身体、物質と精神といったような二元論的パラダイムから抜け出して、非二元論的なパラダイムから、的両者の相反即相補性に注目し、心理社会的刺激が引き起している神経生理学的プロセスが、もっと現代科学の力によって解明されることが期待されます。

心と物質、心と身体、物質と精神が、あまりに分断されてしまったことが、本来の身心一如的な自己の存在からすると、とても不自然といえます。

二元論的パラダイムは因果論的な近代科学の発展を支えてきました。しかし、その限界がさまざまな形で地球規模で明らかになってきたのも地球温暖化の問題に見られるとうに現実です。

また心理社会的支援の場からすると、現代人が抱えている生きづらさの根柢には、二元論的世界への違和感があると思われます。

こうした現実を前にして、ホロニカル心理学は、複雑な現実をありのまま、そのままの現象として、実感・自覚するとことを重視しながら、二元論的パラダイムの限界を脱構築しようと試みています。