支援関係とは

ある箱庭

人と人の絆の基盤となっていた常識や共通感覚が加速度的に解体し、異文化化していく時代にあっては、人間関係が孤立化し無縁化していくだけではなく、相互に傷つけやすくなっていくため、誰もがとても生きづらさを感じるようになってきています。

この波は、対人援助職にある人たちにとっても同じことです。いや対人援助職にある人たちの方が、理想的な感情労働サービスを強く求められる分だけ、より疲弊しはじめているといえます。

こうした流れを実感・自覚する時、これからの時代は、もはや被支援者/支援者、クライエント/カウンセラーや患者/治療者といった人間関係を超えて、誰しもが共により生きやすい人生の道を発見・創造するような場づくりが必要になってきたと思われます。