第6段階(ホロニカルな世界の実感・自覚)

自己意識の発達段階が第6段階にある人には、表層意識によって重々無尽に区分される顕現世界は、深層意識の次元では、全てが一瞬に一挙同時に展開し、全てが相互包摂しあい相互浸透し融合しあっている一なる出来事の世界として実感・自覚されていきます。

極限のミクロの点から極限のマクロの球に区別される世界が、実は「絶対無」の自己分節の自己展開として了解されていきます。

多層多次元に分節する多の動的世界が、一なるものでもあることを体感する境位の深化が第6段階です。華厳思想でいう理事無礙から事事無礙に至る段階です。