一瞬・一瞬(7):一即多・多即一

「今・ここ」という一瞬・一瞬は、一即多・多即一として、ミクロがマクロを包摂し、マクロがミクロを包摂しながら、非連続的連続に生成消滅を創造的に繰り返しているといえます。一瞬・一瞬において、今・この瞬間が否定されて過去となり新たな未来が歴史的に形成されているのが場です。

そして自己もまた、一瞬・一瞬、歴史的創造的世界の一要素として、場の持つ一切合切の矛盾を包摂しながら、瞬間・瞬間の相互限定からなる新たな自己と世界を自己組織化しています。