閉じた“こころ”と開いた“こころ”

瞬間・瞬間、“こころ”は一点に収束して閉じようとしたり、逆に無限に向かって開こうとしたりします。

“こころ”が閉じると、自己と世界はたちまちのうちに対立し離反しあって、意識は「我」に拘り、“こころ”は融通性を失い固くなります。

“こころ”が開くと、意識は「我」を失い、多層多次元にわたる自己と世界の境界が相互浸透的になって消融し、あるがままの直接体験そのものとなり、“こころ”は変幻自在なものとなります。