絶対矛盾的自己同一(5):双面的にして同一

私たちは、矛盾を統一したところに同一を見ようとします。

しかし絶対矛盾的自己同一は、そうではありません。「相互に矛盾しあっているものがそのままで双面的に同一にある」とするのが絶対矛盾的自己同一です。哲学者西田幾多郎の中心的な概念です。西田の親友で仏教学者の鈴木大拙の「即非の論理」と同じとされています。

ホロニカル心理学では、“こころ”こそ、絶対矛盾的自己同一の論理があてはまると考えています。