「IT(それ)」(26):“こころ”の作用

“こころ”は無限に対立し分化していくとともに、無限に統一統合されていきます。こうした相矛盾する作用が、“こころ”の多層多次元にわたる部分と全体のホロニカル関係(縁起的包摂関係)を形成し続けていきます。

ホロニカル関係を限りなく創り出している“こころ”を総覧する絶対的主体を、ホロニカル心理学では、「IT(それ)」としています。

「IT(それ)」は、“こころ”の外にはなく、“こころ”の作用そのものです。