わかっていないことをわかる

私たちは自分のことをほとんどわかっていません。同じように他者のことも、社会のことも、自然のことも、世界のこともほとんどわかっていません。

それだけに、何かわかった気になってしまうと、自分自身との関係、他者との関係、社会との関係、自然との関係、世界との関係において何らかのズレが起き、たちまちのうちに何らかの障りとなります。

どうやら私たちは、わかった気になるだけで、何もわかっていないことをあらかじめわかっておくことが大切なように思われます。

 

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