「IT(それ)」(28):論理化不可能性

すべてを総覧し統一する働きである「IT(それ)」は、外的現実主体が内在するホロニカル主体(理)に形而上学的な価値を与えたものではありません。

また唯物論的に導き出された原理でもありません。

実在する世界の外にあってすべてを創造する創造主のような働きをするものでもありません。

自己が自己において実感・自覚する没自己的な内在的かつ自己超越的働きです。

論理化不可能な絶対的働きであり、体得的に直観するものです。