ホロニカル心理学の特徴(2)

ホロニカル心理学は、人間の“こころ”を包括的かつ総合的な視点から捉えようとする心理学です。

ホロニカル心理学では、人間の“こころ”は多層多次元な構造を持っていると考えています。具体的には、下位のレベルから順に、量子レベル、粒子レベル、原子レベル、分子レベル、生理的・感覚的なレベル、行動レベル、認知レベル、コミュニケーションレベル、そして最上位の精神的・宗教的なレベルまで、複数の水準から構成されると考えています。

また、ホロニカル心理学では、“こころ”は個体内に存在するものではなく、社会や文化・歴史、自然環境などと密接に関わり合っていると考えています。人間を単一の個体として捉えるのではなく、環境との相互作用の中で捉えることが重要と考えています。