「ただ観察」が難しい人がいます。何も考えずに、あたまを空っぽにすること自体が苦手な人です。何も考えないということに、むしろ意識過剰になって頭が過覚醒状態になってしまうのです。
頭を空っぽにすることに、頭が一杯になってしまうのです。
こうした人の場合は、「ただする」と、頭が空っぽになります。ひたすら今していることを「ただひたすらする」ことに専念するのです。
一瞬・一瞬を、ただ生きるだけです。それだけでいいのです。何も分析することもなく、ひたすら目の前のことをするだけです。
すると「今・この瞬間」に目覚めるときがやってきます。