病気、障害や深刻な問題を背負った人と臨床心理士が向き合う時、病気、障害や深刻な問題を、治したり、回復を図ったり、解決をする人として登場するのか、それとも病気、障害や深刻な問題を前にした時、どのように生きれば人生がより生き易くなるのかを、共に模索する人として登場するかは、その後の関係に大きな違いをもたらします。
両者はとても似ていますが、人間関係の捉(とら)え方においてパラダイムが根本的に違います。こうしたパラダイムの違いを十二分に承知しておかないと混乱することになります。
ホロニカル・アプローチは、後者のパラダイムに基づきます。