言語(外我の言語と内我の夢言語)

外我の言語は、固定的で概念的で論理的で限定的です。薔薇は、学術的バラ科のバラ属として他の植物として識別され、バラの本質を定義するときには、外我が内在化しているホロニカル主体の理を司る言語の働きによります。

これに対して、内我もホロニカル心理学夢言語と概念化している言語を持っています。夢言語は、各コトバも境界が相互浸透的で、イマージナルで、過去も現在も未来も融合的で、身体感覚的で、曖昧で、浮動的で、可塑性に富み、かつ不定形です。

夢言語による薔薇は、芸術で表現されるような多様なイメージを私達にもたらします。

外我の言語は表層意識を司り、内我の言語は深層意識を司っています。この両者は対立しながらも同時に同一の自己の直接体験の自己表現に深く関与しています。