自己意識の深化しての気づき

気づきとは、全く新しい何かが発見されるというよりは、これまでは意識化されていなかった深層領域における非言語的なイマージナルな世界に新しい意識の光があたり、これまでの深層領域に新しい意味連関による変容が生じることによって、自己意識がさらに深化することとホロニカル心理学では考えます。

芭蕉の俳句に感得させられる実存的存在の深まりとは、こうした自己と世界の出あい直接体験実感・自覚する自己意識の深化を意味するといえます。