神・仏

神様が世界を創造したのではなく、生死の世界がそのまま神様・仏様の世界に相当するとホロニカル心理学では考えます。

疑って疑い尽くしたところで発見される唯一の真実在は、生死ということです。

科学、宗教、そして心理学は、この事実から出発します。

主語に値するものは、世界を創造することはできません。何故ならば、主語なるものが世界を創造したとなれば、ではその主語に値するものを創造した主語に値するものが何かとの問いが生まれ、この問いは無限に後退的に考えられてしまいます。

結局、主語に値するものは絶対的なるものにはなり得ないのです。逆にいえば、絶対的なるものとは、生死の世界の外には考えられないのです。