ホロニカル心理学は、心的症状や心的問題などの生きづらさを抱える人たちへの心的支援としてホロニカル・セラピーを研究していく中で、これまでの心理学概念のパラダイムから新しいパラダイムへのシフトへの必要性から自然に形成されてきました。

 ここでは、ホロニカル心理学やホロニカル・セラピーで用いられる主要概念について説明します。

※詳しくは、心理相談室こころ室長 定森恭司著書の「ホロニカル・セラピー:内的世界と外的世界を共に扱う総合的アプローチ)」(遠見書房、2015)を参照ください。

ホロニカル心理学で用いられる重要概念

1.こころの仕組みを理解する時
に用いられる主な概念
※ホロにかる心理学の心的構造論にあたます。

2.こころのあらわれ方を理解する時
に用いられる主な概念
※ホロニカル心理学の心的現象論にあたります。

3.こころの発達を理解する時
に用いられる主な概念
※ホロニカル心理学の発達論にあたります。

4.ホロニカル・セラピーで活用される主な概念
※ホロニカル心理学の発達論にあたります。

ホロニカル主体(理)

自己超越的な「理」のことです。
自然、社会・文化的なものの中に含まれていて、現実主体(我) の中に内在化されていきます。

「理」の面だけではなく、「情」の面も持ちます。「理」の側面は、宇宙の原理、社会規範、生活規範、戒律、文化、美徳、思想、信条、信念、倫理となります。
「情」の側面は、厳格な態度、批判的態度、冷静客観的な態度、慈悲深い態度など情緒的な色合いをもちます。

「理」と「情」で、ひとつのホロニカル主体(理)を形成しています。

フロイトの超自我の概念もホロニカル主体(理)のひとつです。

自己と世界との出会いに伴う一致・不一致直接体験そのものは、瞬間的、断片的な経験の起滅の繰り返しですが、自己は世界との出会いの一致を求めて自発自展的に統合化していきます。こうした自己の統合化をもたらす「理」が、ホロニカル主体といえます。

ホロニカル主体(理)は、自己の発達段階や心的構造段階によって、①~④といったように異なる様相をもちます。
①混沌、②原初のホロニカル主体、③幻想的ホロニカル主体、④既知のホロニカル主体、
⑤創発的ホロニカル主体、⑥IT(それ) と発達段階的に変容していきます。

ホロニカル主体(理)から文化の影響を解体し脱統合していくと、究極的には言詮不及の「IT(それ)」となります。

※詳しくは、心理相談室こころ室長 定森恭司著書の「ホロニカル・セラピー:内 的世界と外的世界を共に扱う総合的アプローチ)」(遠見書房、2015)を参照ください。