場所的自己（３）：場所的自己との自己照合

場所的自己は、現実主体（我）に、自己と世界の出会いの直接体験との絶え間のない自己照合を迫ります。

場所的自己は、場所的自己以外の非自己的なるものを含む場の気分を直覚します。現実主体が意識する前に、場所的自己が場に共振し一致を直観するか、波長のズレを感じて不一致を直観するのです。

こうして、同じ場にいても、各自の場所的自己が直接体験をどのように直覚し識別するかの差異によって、すべてに個人差が生まれます。