自己言及的自己観察の場
ホロニカル・アプローチでは、自己が自己自身と世界について自己言及的に自己観察していくことのできる場を設営します。
小林道憲は「自然にしても、社会にしても、非線形系は、要素レベルにおいても、系全体においても、自己自身の働きは、次々と他に影響を及ぼすばかりでなく、絶えず自己自身に帰ってくる。この自己回帰的な運動の繰り返しによって、自己自身は自己を変革していく。生きた系は、そのように、自己言及的に自己自身を創出する」と指摘しています。
ホロニカル・アプローチでは、適切な自己観察的枠組みを提供すれば、クライエントは自発自展的に適切な自己を自己と世界が一致する方向に向かって自己組織化することができると考えています。